畳のお手入れ

畳のカビ・ダニの発生を防ぐには室内の換気がポイントです

畳のカビ、ダニの発生は家の中の換気不足による湿度の上昇が第一の原因です。
窓を開けたり換気扇を回すなど、できるだけ部屋の換気を心掛けることが大切です。
また室内に鉢植えや洗濯物など、湿気の原因となるものはできるだけ避けるように心掛けましょう。
また、新しい畳(天然イ草の畳表)に変えて1~2年位はイ草の空気の吸収・放出機能が高いのでカビの発生しやすい部屋などは、特に湿気やホコリなどカビの原因となるものには注意が必要かもしれません。

お手入れのポイント
 掃除機は畳の目に沿ってゆっくりとかけましょう。できれば1日1回が理想です。
(1畳あたり40~60秒かければアレルゲンの減少、増殖防止になります)
 畳を拭くときは固く絞った雑巾か乾いた雑巾でカラ拭きしましょう。
(ぬれ雑巾で拭くと畳の光沢がなくなります)
 天気の良い日には窓を開けて風を通す。
 畳の上にはジュータンや上敷きなどを敷かない。
(畳の呼吸を妨げ、カビ、ダニなどが発生する原因となります)
 直射日光を防ぐ。
 梅雨の季節、湿度の高い時には窓を開けず、除湿をする。
  ピアノや机のような足のある重い物は直に畳の上に置かない。

 

畳にカビが発生しやすい条件やケース

・昼間留守で和室を締め切っている。(共稼ぎなど)
・梅雨・夏季が多湿・高温な年。
・建物床下が湿気の要因をもっている。
・お部屋の位置が風通し、日当たりが悪い。
・お部屋にタンスなどが多く、室内の風通しが悪い。
・コンクリートマンション系の建物で、締め切りが多い。
・新しい畳の上に何か敷物をしている。
・室内に洗濯物を干している。

風通しが悪い部屋、北側で日当たりが悪い部屋など、湿気が溜まりやすい部屋は除湿機を使う事も効果的です。

 

もし畳にカビが生えてしまったら、どうしたらいいの?

対処法として

畳にカビが生えているのを見ると急いで雑巾で拭きたくなりますよね。
でもこれが一番良くない方法で、畳の目の中にどんどんカビが入ってしまい、なかなかきれいになりません。
下記は当社がお客様におすすめしている方法ですが、ただ拭くよりはきれいになりますよ。
是非お試しあれ!

 

 当社がお客様におすすめしている方法です
 扇風機、ドライヤーなどを使って完全にカビを乾かす。
それまで、カビにさわったり、拭いたりしない。
  完全に乾いたら、掃除機で念入りに吸い取る。
(カビが残っていたらブラシなどを使ってやさしくかきだす
 消毒用アルコールを布に浸みこませてやさしく拭く。

最大のポイントは完全にカビが乾いてから掃除機です。


その他のシミや汚れの時は?

 焼けコゲをつくった  タバコの様に小さい場合は透明のセロハンテープを貼ってコゲ穴を大きくしない様にする。
 醤油をこぼした  こぼした上に小麦粉、ベビーパウダー等をふりかけ、粉末に吸い取らせ掃除機で処理する。
 日焼けをすこし消したい  中性洗剤でかたく絞った雑巾で雑巾がけをしてから、酢をまぜたお湯で拭く。
 家具の跡がついた  凹んだ所に適度に霧吹きして、ぬれタオルを当てアイロンをかける。
 灯油、おしっこをこぼした  粉末の洗剤、クレンザー、塩、小麦粉等をふりかけ、充分液体を吸い取らせ掃除機で処理し、その後かたく絞った布で何度も拭く。